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八郎湖の環境を遊んで学ぶ、秋田 NPOがゲーム開発 

2019年08月13日16時42分
 国の干拓事業で総面積の約8割が陸地化された秋田県の八郎潟。残された湖・八郎湖で長年続く水質汚濁や生態系の問題に関心を持ってもらおうと、同県潟上市のNPO法人と大学生らがカードゲームを開発した。汚濁の原因となるアオコの異常増殖を抑えるといった課題に取り組みながら、現状を学べる。今後は学校での出前授業などで活用される。

 名称は「はちリバ~HACHIRO REVIVAL~」。4~5人が一つの「村」をつくり「ゲンジボタルを守る」などの課題を選択。手持ちのメダルを払ったり、さいころを振って水草を入手したりすると、課題をクリアできる。遊んでいるうちに、実際に必要な活動をイメージできる。

 かつて滋賀県の琵琶湖に次ぎ全国2番目の広さだった八郎潟。戦後の食糧難を解決するため国が1957年、大規模干拓事業に着工したが、その後、八郎湖はアオコの大量発生による水質汚濁などが問題となっている。

 「はちリバ」の発起人はNPO法人「はちろうプロジェクト」事務局の鎌田洋平さん(35)。秋田県立大や秋田公立美大の学生23人が協力し、5月に完成させた。8月6日、ゲームを体験した県立大2年の磯村紋加さん(19)は「なかなか思うように進まないところがリアルで面白い」。
【写真】 八郎湖の環境問題を学べるカードゲーム「はちリバ」で遊ぶ磯村紋加さん(中央)ら=6日、秋田市