【評】ポーズをとり立たされて、祭りの子は作品になる。公募展や写真展の、写真作りの種明かしをされて愉快。肩を寄せ合い、一塊になる集団の熱気と、ひんやりとした周りの空気感も対照的でいい。境内で繰り広げられる、撮影合戦はユーモアを超えたこっけいさがある。祭りは非日常で被写体を求めやすいが、カメラマン自身が非日常の面白い光景をつくりだしている。(写真部次長 沼口啓美)