【評】小さな生命体の群れが黒い岩礁から浮かび、放射状の群れが造形的でアートになっている。ストロボを発光し太陽を入れた画角など創意がある。被写体の珍しさや面白さにだけに委ねず、撮影者の世界まで対象を引き寄せた作品。わずかに見える赤いサンゴも奥深い海中の魅力を伝える。連続して次点の最高位だったが、3度目にしてトップ入選に浮上、小坂さんは確実に力を付けてきた。(写真部次長 沼口啓美)