【評】さまざまな模様を描いてくれる水面は、魅力的な被写体のひとつ。風の影響を受けた水たまりのさざ波は、白い輝きを放ちながら美しい半円を描いている。メタリック調の色味は、鋭い日本刀が並んでいるかのようにも見え、鋼のような質感で寒々しさがあり、この時期の蒸し暑さを忘れさせてくれる。単純な構図だが、切り取りがうまいので飽きがこない。アメンボの配置もいい。(写真部長 中島雅隆)