川南町「バイオマス都市」認定 災害時の電力供給目指す
2022年2月14日
川南町は、国の「バイオマス産業都市」に認定された。間伐材を燃料とする施設園芸用ハウスの加温、家畜排せつ物の臭気対策に取り組み、最終的には大規模災害発生時の電力供給システム構築を目指す。県内の認定は小林市に次いで2例目。
バイオマス産業都市は内閣府、農林水産省など7府省が共同で選定する。認定自治体は木質バイオマス、家畜排せつ物、食品廃棄物など、地域に応じた原料を用いた発電や熱利用を推進する。この際、バイオマス関連の国の助成金や補助金が上乗せされる。
川南町は、2021年度から10年計画となる町バイオマス産業都市構想を策定。国の審査を経て、1月26日付で認定を受けた。
構想によると、短中期では、山に放置された間伐材などの林地残材を木質チップ化し、施設園芸用ハウスや介護老人保健施設に設置するボイラーの燃料とする。
中長期的には、主に豚の排せつ物を密閉化して臭気対策を図る。さらに家畜排せつ物と食品工場の残渣(ざんさ)によるメタン発酵バイオガス発電を行い、災害時の非常用電源としても活用する方針。
実現に向け、町内のバイオマス発電事業者や農家、県などでつくる推進委員会を21年度内に設置する。
町産業推進課は「SDGs(持続可能な開発目標)や脱炭素化の取り組みが世界的に求められている。川南でも、災害に強い地域資源循環型のまちづくりを進めたい」とする。
バイオマス産業都市は内閣府、農林水産省など7府省が共同で選定する。認定自治体は木質バイオマス、家畜排せつ物、食品廃棄物など、地域に応じた原料を用いた発電や熱利用を推進する。この際、バイオマス関連の国の助成金や補助金が上乗せされる。
川南町は、2021年度から10年計画となる町バイオマス産業都市構想を策定。国の審査を経て、1月26日付で認定を受けた。
構想によると、短中期では、山に放置された間伐材などの林地残材を木質チップ化し、施設園芸用ハウスや介護老人保健施設に設置するボイラーの燃料とする。
中長期的には、主に豚の排せつ物を密閉化して臭気対策を図る。さらに家畜排せつ物と食品工場の残渣(ざんさ)によるメタン発酵バイオガス発電を行い、災害時の非常用電源としても活用する方針。
実現に向け、町内のバイオマス発電事業者や農家、県などでつくる推進委員会を21年度内に設置する。
町産業推進課は「SDGs(持続可能な開発目標)や脱炭素化の取り組みが世界的に求められている。川南でも、災害に強い地域資源循環型のまちづくりを進めたい」とする。