延岡市は2日、ふるさと納税の返礼品事業者などを対象にしたセミナーを市役所で開いた。約40人が参加、ふるさと納税が増える年末に向けた対策などを学んだ。
同市のふるさと納税事務を受託している「シフトプラス」(大阪市)の取締役・吉峰哲生さんが、現状と魅力的な返礼品を生み出すポイントを講演。ふるさと納税は12月に集中し、中でもインターネットで仲介するポータルサイトでは、ポイントが多く獲得できるイベント期間中にピークを迎えると指摘し「このチャンスを逃さないで」と強調した。
また、寄付者層に合わせた返礼品を用意することや感想などを書く「レビュー」を商品開発、改善につなげリピーターを獲得する工夫が大切などとアドバイスした。
クッキー、ケーキなど菓子での返礼品登録を検討している障害者福祉施設「ひかり工房」(同市古川町)の管理者柳沢紀彦さん(50)は「利用者の工賃アップにつながるように、12月の出品に向け準備を進めたい」と話していた。
【写真】ふるさと納税返礼品事業者向けに開いたセミナーで講演する吉峰哲生さん