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社会問題 身近に考えて 都農中で東京の学校副校長講演

2022年11月14日
 都農町・都農中(海野哲哉校長、234人)で11日、持続可能な開発目標(SDGs)を考える特別授業があった。新渡戸文化中学・高校(東京都)の山藤旅聞副校長が講師を務め、都農中3年生に「東京では絶対に会えない社長に都農ではすぐ会える。アイデアを聞いてもらえる」と行動を促した。

 山藤副校長は高校生と共に好きな地域を旅するスタディーツアーで同町を訪問。チョコレートなどに用いられ、世界中で消費される安価なパーム油生産のためにボルネオ島の熱帯雨林が伐採され、ゾウの毒殺まで行われているとし、身近な食べ物と世界的問題の関連を示した。自校の生徒12人が、都農町でプリンのグッズ製作プロジェクトを立ち上げたことを例に、都農中生に、身近な興味や関心を基に社会問題の解決案を考えさせた。

 3年三輪龍佐さん(15)は「意見を出し合い、皆で授業を一緒に作っている感覚で楽しい」と話した。

 2年生対象に情報通信技術(ICT)を用いた数学の授業もあった。

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