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「かかし村」住民ら笑顔に 台風14号被害負けず今年も

2022年11月19日
 美郷町西郷・花水流地区の国道327号沿いに、今年も「かかし村」がお目見えした。米大リーグで活躍する大谷翔平選手やアニメのキャラクターなど90体が並ぶ。今年は台風14号による耳川の氾濫で田んぼが浸水し、収穫ができない状況となったが、「少しでも多くの人を元気にしたい」と準備を進めてきた。

 同地区産業部が「地域を盛り上げよう」と2016年にスタート。稲刈り後の田んぼを会場にしている。

 会場にはユニークなかかしと共に「前を見て一歩一歩!!元気だそう」と書かれた看板も。町内外から多くの見物客が訪れ、初めて設置された記帳台には「毎年楽しみにしています」「ありがとう」などのメッセージが記されている。

 熊本県水上村から妻と2人の孫と訪れた右田誠さん(57)は「孫が大好きで毎年来ている。今年はかかしが去年より増えていて最高だった」と喜んでいた。同産業部の土田和志部長(73)は「町内でも多くの台風被害が出たが、少しでもほっとしてもらえればありがたい」と話していた。

 かかしは来年1月上旬まで設置する予定。

【写真】(上)ユニークな姿のかかしを楽しむ家族連れ(下)「前を見て一歩一歩!!元気だそう」と激励のメッセージ書かれた板も立てられている田んぼ

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