明治初期の地理史料などから三股町の変遷について学ぶ歴史展が、同町樺山の日本家屋「小倉邸」で28日まで開催されている。町の「ハートの町生誕150周年記念地域活動支援事業」の一環で、同町の三島通庸(みちつね)顕彰会(岩崎壽子代表、22人)が企画した。
1869(明治2)年に都城地頭として着任し、現在の都城市庄内町や三股町で道路建設などを進め礎を築いた三島通庸を紹介。また、72(同5)年の都城県布告により、町の形が現在のハート型になったことを解説している。このほか、77年当時の縦2メートル、横1・5メートルに及ぶ南九州の地図も展示している。
岩崎代表は「地図を見て発見したことを互いに意見交換して楽しんでほしい。地域の歴史をより身近に感じて」と話している。
観覧無料。午前10時~午後4時。22、23日は休館。岩崎代表(電話)090(8838)4834。
【写真】三股町の歴史や変遷を紹介する歴史展