宮崎や小林市、三股町などの子どもたちや保護者ら17人が22日、「ベンガラ染め」を綾町北俣の間借りキッチン「kiaora(キオラ)」で体験した。
不登校児や保護者らが集まり楽しく学び合う全国的な活動「トーキョーコーヒー」のイベントの一環として、県内で主宰者の一人として活動する中島ひさこさん(45)=宮崎市大淀=が企画。参加者は講師の社会活動家・古川十豊(しゅーと)さん=大阪市=から、染め方を習った後、持参したTシャツを思い思いの色に染めた。
「トーキョーコーヒー」は、奈良県生駒市でアートスクールを展開する「アトリエe.f.t.」(吉田田タカシ代表)が今年8月からスタートさせた活動で、活動名は「登校拒否」のアナグラム(言葉遊び)。
「まず大人が楽しみ、子どもが安心して過ごせる場所づくり」を目指し、全国各地に約200の活動拠点ができているという。本県では中島さんのほか三股、木城町で2人が、お茶会や鉄火みそづくりなど定期的に活動を行っている。
中島さんは「活動を通じて学校だけが教育の場ではないことを親に知ってもらい、悩みを解消してほしい」と話していた。
【写真】ベンガラ染め教室でオリジナルTシャツを作り上げた参加者