都農町中町商店街の活性化を図る「みちくさ市」は1月29日、同商店街のマーケット跡地で開かれた。町の一般財団法人「つの未来まちづくり推進機構」と、町内小中学生でつくる二酸化炭素(CO2)排出削減の政策提言チーム「Green Hope」が初めて企画。花や緑を楽しむ体験などを通し、環境問題についても考えた。
イベントでは農家や生花店の協力を得て町産のスイートピーやガーベラ、カスミソウを計2千本近く使ったフラワーアートを制作した=写真。縦2メートル、横4メートルのスペースに同チームが考案したキャラクターやスギの苗を配置。周囲のスポンジに来場者が色とりどりの花を挿して完成させると、会場には「かわいい」と歓声が上がっていた。
同チームの樋口凜香さん(11)=都農小5年=は「いろいろな人が知り合える楽しいイベントになった。CO2排出ゼロのため、お客さんにも木と花を植えることに取り組んでほしい」と語った。