宮崎市・赤江小(673人、長尾岳彦校長)の保護者や教師でつくる「アオバズクの会」は5月25日、育児や教育を学ぶ講演会を同校で開いた。長尾校長が講話し、保護者ら約20人が過保護や過干渉を防ぐ子どもとの接し方について理解を深めた。
長尾校長はスライドを交え「親が何でもやってしまうと、悩みや問題を解決する力が身に付かない」と指摘。「共感できる具体的なアイデアを伝え、解決に導いて」と呼びかけた。
その後、「テストで満点を取った時」「騒いで迷惑をかけている場合」など状況に応じた接し方を学習。「子どもが喜んだら一緒に喜ぶ。叱る時はなぜそうしたかの背景を探り、気持ちを受け止めてほしい」と話していた。
6年生の長男を持つ公務員北林良弘さん(47)は「自立を促せるような育て方を実践していきたい」と話していた。
【写真】子どもとの接し方について講演する長尾岳彦校長