高千穂町と、企業向け環境経営支援などを手がけるエスプール(東京都)は4日、2050年に二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指し、連携協定を結んだ=写真。町の森林や河川など豊富な資源の活用調査や、町民・事業者への周知啓発などに取り組む。
町役場であった締結式で甲斐宗之町長は「人と自然が共生するまち、環境に配慮したまちとして施策を打っていく。ゼロカーボンシティ宣言を目指したい」とあいさつ。同社の浦上壮平会長兼社長は「高千穂の豊かな自然を生かすことで脱炭素による豊かな暮らしを実現できる。進めていく取り組みが、多くの中山間地域の自治体が進むべき見本になれば」と述べた。