都城市の木脇産業(木脇桂太郎社長)の植樹祭は5日、同市高崎町の民有林伐採跡地で開いた。従業員やその家族ら約70人が約2時間かけてスギ苗木500本を植えた。
参加者は同市山田町の自社物流センターに集まり、担当者が植林の目的や持続可能な開発目標(SDGs)の意義を説明。その後、車に分乗し5分ほど離れた現地へ移動した。
都城森林組合から提供を受けた高さ50センチほどの苗を植樹。目印のある場所に20センチほどの穴を掘り、苗を植えて土をかぶせると周囲をしっかり踏み固めていた。
木脇社長は「SDGs活動として植樹から伐採、加工まで一連の工程を経験する機会を提供し、循環型社会を目指してできることを取り組んでもらうきっかけになれば」と話している。
植樹祭は、森林環境税を活用した社会貢献活動「企業の森づくり」制度に基づき県などと11月4日に協定を結んで実施された。計画では3・65ヘクタールに9125本を植え、10年にわたり下刈りや除伐など管理を行う。
【写真】木脇産業の植樹祭でスギ苗木を植える家族連れ