都城市・明道小(後藤世志哉校長、178人)の4年生28人は2日、同校体育館で地域の聴覚障害者と軽スポーツを通して交流した。聴覚障害者のアドバイスを受けながら児童が初めて競技に挑戦するなどして会場には笑顔が広がった。
授業の一環として行い、手話サークルの聴覚障害者8人と、手話通訳、市社会福祉協議会職員の計12人が訪問。児童たちは3組に分かれ、スカットボール、オーバルボール、ラダーゲッターを楽しんだ。
ゴルフのようにボールを打って得点が記された穴に入れて競うスカットボールで、児童たちは悪戦苦闘。聴覚障害者らから「スティックをしっかり持ち、真っすぐ狙って」などとアドバイスを受けると、ナイスショットが飛び出した。
休憩中には手話を教えてもらってあいさつする児童もおり、聴覚障害者もにこやかに応えていた。
同校の池田梨華さん(9)は「初めての競技で難しかった。聴覚障害者の人たちはすごく上手だった」と話していた。
【写真】聴覚障害者とスカットボールを楽しむ明道小の児童ら