都城市夏尾町の県御池青少年自然の家(永山博一所長)は7月29~8月2日、4泊5日の「御池霧島自然塾」を開いた。小学4年から中学2年までの24人が参加。自然体験や集団生活を通じ、協調性や命の尊さなどを学んだ。
思いやりの心など豊かな社会性も身に付けてもらおうと毎年開催。悪天候で大幡池登山や御池でのカヌー体験などは予定変更となったが、参加者は身をもって安全を確保する方法を学習した。飯ごうでご飯を炊いたほか、キャンドルファイアや農業体験なども楽しんだ。
初めて盛り込んだ乗馬体験は同市吉之元町のサウスヒルステーブル(熊本栄治オーナー)で実施。クイズ形式で馬の体のつくりを学んだり、ブラッシング体験などを行ったりした後、大自然の中で乗馬を満喫した。
小林小6年福永羽希(はずき)さん(11)は「初体験で最初は怖かったけど、すぐに楽しくなった。広い敷地に放し飼いされ、馬たちが幸せそうに感じた」と話していた。
【写真】大自然の中、乗馬を満喫する御池霧島自然塾の参加者