都城地区木工コンペティション(実行委主催)は9日、都城市・妻ケ丘中の木工室であった。市内の中高生4人が創造性にあふれた木工作品を制作した。
競技は板材(90センチ×20センチ)2枚とベニヤ板(45センチ×45センチ)を使って制限時間内に作品を制作する。4人は自作の設計図を基に、寸法に注意してのこぎりで板を切り、くぎを打ち付けるなど真剣に作業。座る部分を円形に整えたいすや、難易度が高い引き出し付き小物入れなど完成させた。
創造性や工程などが評価対象で、同校3年、岡本愛奈さん(14)の折り畳み式机が最優秀賞になった。今月、別の中学生県大会に出場する岡本さんは「うれしいけれど改善点もあった。九州大会に行きたいので頑張る」と意気込んでいた。
同コンペティションは今年で5回目。ものづくりや地元の木材関係会社に関心を持ってもらおうと、会社関係者や学校教諭で実行委をつくっている。
その他の受賞者は次の通り。(敬称略)
優秀賞=中村樹璃(妻ケ丘中)▽優秀技術賞=米満音彩(都城工高)▽アイデア賞=(同)三栗野奈菜
【写真】木工コンペティションに参加し、創造性豊かな木工作品を完成させた中高生ら