日向市・富島高(小川晴彦校長・536人)と宮崎市の宮崎学園短大(宗和太郎学長)は19日、「高大連携に関する協定書」を締結した=写真。幼児教育や保育の分野を中心に連携して学術研究を行う。
同高の生活文化科には保育、被服、福祉の3コースがあり、例年10~15人が保育コースを選択。幼稚園教諭や保育士を目指す生徒の多くが、同短大保育科に進学している。これまで、短大の教員による出前授業などで交流があり、今回の協定締結に至った。
同高であった締結式で小川校長は「共同で教材開発をするなどより良い保育につなげていきたい」、宗和学長は「地域の子どもを育てるためタッグが組めてうれしい」とあいさつ。協定書に調印した。
両校は人材育成やキャリア教育、保育の指導方法研究などを実施。将来的には商業系の分野での連携も見据えるという。