高千穂町が設立した地域商社「高千穂まちづくり公社」のオープニングセレモニーは1日、同町三田井の農産物直売所・がまだせ市場「鬼八の蔵」であった。運営を担う物産館2施設が同日リニューアルオープンし、同公社が本格始動した。
セレモニーでは、社長の甲斐宗之町長が「持続可能な町をつくるため、まちづくり公社が地域経済活性化のエンジンとなって成果を出していく」とあいさつ。関係者による鏡開きや神楽奉納、餅まきをして祝った。
同公社は町が100%出資し、6月1日に設立。「鬼八の蔵」と、道の駅「高千穂」の運営を受託し、運営効率化や品ぞろえの充実により売り上げ増を図る。ふるさと納税事務も担い、返礼品の開発や納税額増加を目指す。このほか町の情報発信による交流人口増加や起業、担い手確保支援なども行っていく。
全国から公募していた最高執行責任者には、全国商店街支援センターで商店街や事業者支援の経験がある坂井昌弘さん(51)=千葉県市川市=が就任した。
【写真】餅まきなどで祝った「高千穂まちづくり公社」のオープニングセレモニー