宮崎市の宮崎学園高(押方修校長、972人)は生徒全員で取り組めるエコ活動を推進しようと、7日から始まる文化祭で「マイ箸、マイバッグ運動」に取り組む。飲食物が販売される文化祭でごみを削減しようと、生徒会が発案した初めての取り組みで「エコ活動やSDGs達成について関心が高まれば」と話している。
同校は国際理解や多文化共生教育に取り組んでおり、昨年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)からエコ活動を推進する学校を加盟校とする「ユネスコスクール」の認定を受けた。
同校の文化祭では例年、キッチンカーや生徒による販売実習で飲食物が提供される。生徒会は今回から割り箸やレジ袋の提供を取りやめることを決定。校内放送を通じて、箸とエコバッグを持参してもらうことを呼びかけていた。
生徒会長の2年宗姫奈(ひな)さん(16)は「ユネスコスクールとして生徒一人一人の意識を高めていきたい」と話している。
【写真】文化祭で「マイ箸、マイバッグ運動」を推進する宮崎学園高の生徒会メンバー