県内全域で今季の伊勢エビ漁が解禁となった１日、日南市南郷町の榎原神社で豊漁祈願祭があった。市内１４店舗で９日～１１月３０日に開催する「日南海岸伊勢えびまつり」の関係者ら１６人が豊漁と盛況を祈った。

　神事は本殿で行われ、同まつり実行委の本田清大委員長らが玉串をささげた。３８回目となる今年も１４の飲食店・宿泊施設が、コース料理など各店趣向を凝らしたメニューを提供する。各店で価格は異なるが、コース料理で６千円ぐらいからという。

　昨年に引き続き、宮崎市青島地区の７店舗も加わり、特産品や宿泊券などが当たるスタンプラリーを実施する。

　本田委員長は「黒潮にもまれ、身の締まったぷりぷりとした日南海岸取れの伊勢エビ。今年は高速道路が日南まで伸びたので、遠方からも足を運んでもらい、味わってほしい」と話す。

　市によると、市内漁業者による昨年度の水揚げ量は約２２・８トンで、近年では豊漁だったという。

　まつり参加１４店舗は次の通り。

北郷温泉旅館べっぴんの湯の宿丸新荘▽日南海岸南郷プリンスホテル▽天然温泉ひなたの宿日南宮崎▽ホテル日南北郷リゾート▽ホテル丸万▽伊勢えび料理大海▽堀川レストランとむら▽民宿南光▽旅館百合▽うなぎ料理大清▽三代目まんりょう▽港の駅めいつ▽鈴之家旅館▽ホテルシーズン日南

【写真】豊漁を祈願する日南海岸伊勢えびまつり実行委ら関係者