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宮崎青年会議所の理事長に就任した大平 紘史(おおひら・ひろし)さん

2015年1月1日
 1951(昭和26)年から歴史を刻んできた宮崎青年会議所の第64代理事長に元日付で就任。「今年のスローガンは『全速前進』。明るく豊かな宮崎を実現するためどんな障害があっても、負けずに進んでいく」と、約200人の会員を率いる決意を固める。

 地域の未来を担う青年会議所(JC)の使命として「海外で活躍する人材を育てていく」と力を込める。姉妹JCとして交流を深める台湾やシンガポールなどのアジア圏に目を向け「若者に海外に行くこと、生活することに慣れてほしい」とホームステイなどの交流事業の活発化を目指す。

 「JCはどんな活動をしているのか、浸透させるのも責務」。9月には外国出身者の母国の文化などを紹介し交流する第5回みやざき国際フェスティバルや、活動を紹介するフォーラムを同時開催し「市民と親睦を深める機会を増やし、JCをアピールしたい」と話す。

 思い立ったら実行に移す行動派と自身を分析する。24歳で大阪の塗料メーカーに就職し、建築塗料の販売で「よそに負けないくらい業績を伸ばす」と奮起。早朝に取引先を巡り顧客の帰宅を夜中まで待って商品を売り込むなどの努力を重ね、大手工務店に塗料を採用してもらうまでに成長させた。現在、専務を務める実家の塗料会社でも「他社に負けないくらいノウハウがある。それを社員全員に伝えスキルアップにつなげている」。

 趣味はツーリングで「時間に余裕ができたら、山道をモトクロスで駆けたい」と話す。宮崎市西池町に在住。38歳。(報道部・高橋良太)

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