県内16の青年団で構成する県青年団協議会(454人)のリーダーに就任。創立67年目で21年ぶり2人目となる女性会長は「人、地域づくり、社会貢献活動に励む。みんなで喜怒哀楽を共有したい」と笑顔を浮かべる。
「人と地域を愛することが青年団活動の原点」ときっぱり。本年度のテーマを「愛紡(あいぼう)」と決めた。会員同士の仲を深めるとともに、晩婚化、都会への人口流出に歯止めをかけようと一般男女の参加を募る婚活事業に取り組む。「できるだけ多くの会員に実行委員になってもらう。毎日、職場と家の往復だとつまらない。学生の部活のように、大人も仕事以外で一生懸命頑張るものがあっていい。みんなで事業成功へ努力し、一緒に達成感を味わいたい」 串間市の福島高卒業後、鹿児島市の看護専門学校へ。「病院実習で病気に苦しむ患者を見て、病気を予防したいと思った」。看護師の免許取得後、神戸市の学校に1年通い、保健師にも合格。2006年串間市役所に入庁し、医療・福祉分野で働いている。
子どものころからおしゃべりで、人を笑わせるのが好きな31歳。高齢者学級などで健康講話する時は「美人が多いですね」などと冗談を交え、明るく振る舞う。「楽しくないと話を聞いてくれず、健康につながらない。税金で働いている以上、仕事はしっかりしたい」と熱い。日ごろから真剣にテレビを見て、司会者や芸人のトーク術を勉強している。
毎日欠かさないビール1本の晩酌が至福の時。同市串間に1人暮らし。
(串間支局・中野裕二)