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かわみなみPLATZ統括マネジャー 畠山雅之(はたけやま・まさゆき)さん

2020年5月11日
 川南町の食や情報を発信する施設「かわみなみPLATZ(ぷらっつ)」の開業から3週間。「加工品の売れ行きなど手応えはある。施設には大きな可能性があり、川南をしっかりアピールしていく」。現場責任者として、自信と今後への意欲をみなぎらせる。

 東京都出身の51歳。本県には5年ほど前に初めて訪れた。食や自然に魅了され、昨年6月に移住。施設の統括マネジャー募集を知り、手を挙げた。

 大手百貨店に勤め、30代で米国・ニューヨークに留学。現地の大学で経営やデザインを学び、洋服店などの経営に携わった。帰国後、大手家具店で勤務。「施設の内装やレイアウトなどの空間づくりは前職の経験が生きた」

 マネジャー就任後、「川南を深く知ることが必要」と、町内を駆け回った。地域の人や食材、加工品に触れ、「豊富な資源、住民の深いつながりなど魅力を実感」。このとき知った町産バナナの加工品などを提案し、商品化につなげた。 施設は東九州自動車道・川南パーキングエリアと連結。「留学で培ったグローバルな視点も生かしたい」と、インバウンド(訪日外国人客)の取り込みにも力を入れる考えだ。

 4月19日にオープンしたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大型連休中の5月1~6日は休業。厳しい船出となったが、「開業できたことは良かった。喜ぶ町民の姿もうれしかった」と前を向く。休日は妻とのサーフィンや食べ歩きなどでリフレッシュしており、「宮崎を存分に満喫している」。宮崎市在住。

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