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宮崎青年会議所理事長に就任した 川越英和(かわごえ・ひでかず)さん

2021年1月1日
 創立70周年を迎える節目の年に宮崎青年会議所(JC)を率いる大役が回ってきた。掲げた新スローガン「光明」は、設立趣意書にも記された宮崎JCの原点とも言える言葉。「コロナで地域が疲弊している今こそ、初心に立ち返り、宮崎を明るく照らしたい」

 宮崎市出身。鹿児島大卒業後、祖父が経営する不動産賃貸業「赤玉商事」に入社し、28歳で社長を引き継いだ。翌年の2011年に宮崎JCに入会。「いろんな業種の人と出会うことで自分が磨かれ、学び合いながら成長できる」JCの活動に没頭してきた。

 一番の思い出は、18年に本県で初開催された日本JCの全国大会を大会実行委員長として成功に導いたこと。全国から集まった仲間は県民の「温かさ」に驚いていたといい、「見過ごされている宮崎の良さを新たな価値として掘り起こしたい」と抱負を語る。

 「本県の子どもの約5人に1人が貧困状態」として子どもの成長を社会で支える事業の構想も練る。自身は長男(11)と長女(6)の2児の父親。「明るい豊かな未来のためには、自分たち親世代が貧困問題から目を背けてはいけない」。熱を帯びる口調に、宮崎愛があふれる。

 会社は、宮崎市の繁華街・ニシタチで「街の縮図」と表現する駐車場を運営。コロナで緊急事態宣言が発令されていた昨年5月の売り上げは前年の7割減となり、影響の大きさを実感している。

 趣味は中学から続けるサッカーと「極限の速さでのバトルが大好き」というF1観戦。同市在住の38歳。

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