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「赤い羽根図書・クオカード原画応募作品展」で最優秀作に選ばれた 坂本美空(さかもと・みく)さん

2021年10月8日
 「募金に参加することは、困っている人に手を差し伸べること」。温かなタッチと色使いで「赤い羽根」や「差し伸べる手」を描いて思いやりの心を表現し、756点の応募の中から最優秀作に輝いた。「初めての大きな賞に驚いた。周りの友達からお祝いの言葉をもらえてうれしかった」と笑顔を見せる。

 綾中3年で、美術部に所属。今回の作品は、部活動の一環で応募し、美術部生活最後の作品となった。画材はアクリル絵の具で、紙はB5サイズ。背景は、募金にさまざまな人が関わっていることをイメージし、虹のようにカラフルに仕上げた。「描く時間はあまりなかったが、サイズが小さかったので、納得いくまで細部にこだわることができた」と満足そうに振り返る。

 昨年10月から生徒会副会長を務める。立候補したのは「人前に出るのが苦手な人も、積極的に学校の活動に参加できるようにしたい」という思いがあったから。発展途上国にワクチンを届けるための「ペットボトルキャップ回収運動」など、学校で行っているボランティア活動の推進に生徒会一丸となって取り組んだ。「高校生になったら、学校外のボランティア活動にも取り組んでみたい」

 得意なことは英語とピアノ。9月下旬に出場した東諸県郡中学校英語暗唱・弁論大会では、弁論の部で見事優勝を飾った。「将来の夢はまだ決まっていないが、学生のうちにさまざまなことを経験し、何でもできる人になりたい」と真っすぐな目で語る。14歳。

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