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宮崎青年会議所理事長に就任した 植松剛史(うえまつ・たけふみ)さん

2022年1月1日
 県内の青年会議所で最大となる約120人の会員を抱える宮崎青年会議所(JC)の第71代理事長に元日付で就任した。「ウィズコロナ時代を見据え、情報通信技術(ICT)を活用した新しいやり方を模索し、新たな一歩を踏み出したい」。コロナ禍で疲弊する地域経済の活性化に向けて力を尽くす考えだ。

 まず取り組むのは告示が16日に迫った県都のトップを決める宮崎市長選(23日投開票)の啓発活動。「より良い市にするために、できることの一つが投票。一人一人が自分の1票が何かにつながる意識を持たないといけない」。若者に選挙への興味を持ってもらおうと、宮崎公立大の学生と協力して会員制交流サイト(SNS)を使った投票の呼び掛けを行うため準備を進める。

 宮崎青年会議所の2022年度スローガンは「壱―ONE―」。コロナ禍でのイベントや外出自粛に伴い、会員間で酒を酌み交わしたり、親睦を深めたりする機会が激減している状況下でも、一致団結して「ワンチーム」になろうとの願いを込めた。原点にあるのはJCで培った自身の経験。30歳で同級生に誘われ宮崎JC入りし、18年に本県で初開催された日本JCの全国大会を事務局長として仲間と協力してやり遂げた。「いろいろな業種の人と出会えるのがJCの魅力。メンバー間で学び合える場を増やしたい」と意欲的だ。

 宮崎市出身。早稲田大卒業後に都内のガソリン卸売商社で働き、28歳から家業の植松商事に入社。趣味はゴルフ、妻とのカフェ巡り。同市在住の38歳。

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