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第9代都城市議会議長に就任した 長友潤治(ながとも・じゅんじ)さん

2022年2月17日
 4選を果たした改選後の2月臨時市議会で議長に選出された。「昨年の市民意識調査結果では、議会に求めることとして『市民の願いがかなう政策提案』を選んだ割合が6割と最も多かった。議会として行政のチェック機能だけでなく、政策提案能力を高めていくことが求められている」と、議会トップとしての抱負を語る。

 市議会では昨年9月、会派を超えて審議を重ね、市の政策に関わる条例では初となる議員発議で「市空き家等の適正管理に関する条例」を提案し可決。この経験が「市民の声を反映させる政策提案の重要性を実感するきっかけの一つになった」。

 都城市上水流町出身で在住。都城農業高を卒業後、宮崎大農学部畜産別科で学び、家業の酪農に就農。6年ほど従事後、産業用ビニールシートなどを手掛ける市内の会社に転職、約20年間営業などに携わった。「営業の経験を通して人とのコミュニケーション力を磨けた」と振り返る。

 その後、若手グループのまとめ役などをしていたことが縁となり、地域住民から市議選への出馬を打診され、「地域のために」と2010年に立候補、初当選した。経済基盤を固めて議員活動に力を注ごうと、同年に前職の経験を生かして起業、今も社長として従業員約10人を抱える。

 日頃から現場に足を運び市民の声と向き合う姿勢を貫き、細やかな困り事も寄り添う。「複合化する地域課題に住民と行政、議会が一つになって取り組むことが重要」

 息抜きはゴルフや洋ラン栽培。妻、長男と暮らす。60歳。

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