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県共同募金会の赤い羽根広報絵画で最優秀作に選ばれた 佐藤つぐみさん

2022年10月8日
 「見た人が笑顔になるような絵を描きたい」。赤い鳥や羽根が舞う中で笑顔を見せる子どもや高齢者、中高生の男女を温かい色合いとタッチで表現し、応募総数945点の中から最優秀作に選ばれた。

 作品に込めたのは、「年齢、性別問わず、誰もが笑顔で暮らせる世の中になってほしい」という願い。現在、宮崎西中3年で美術部に所属し、今回は部活動の一環で応募。美術部生活で一番大きな賞となった。「結果に驚いた。先生や友人に良い報告ができてうれしかった」と笑顔を見せる。

 幼少期から友人の似顔絵や、女の子のキャラクターを描くことが好きだったこともあり、人物画に熱中。美術部への入部後は、先輩や同級生の意識の高さ、技術に圧倒されつつも、大きな刺激を受けた。「伝えたい思いを絵で表現したいと思うきっかけになった」。頭身や体のバランスを勉強し、技術に磨きをかけた。

 だが、瞳を描くことは「今でも苦手で練習中」。一方で、目を閉じ、ニッコリとした表情を繰り返し描いてきたことで、笑顔が一番得意な表情となった。

 好きな画法は、今回の作品にも用いた色鉛筆画。小学生のころ、父親から海外産で150色入りの色鉛筆をプレゼントしてもらい、淡い色合いや繊細な表現ができる魅力に引かれたという。

 学校では学級委員長を務めたこともあり、地域の活動にも積極的に取り組む。「将来就きたい職業は決まっていないが、誰かの笑顔につながる行動を続けたい」。休日の楽しみはピアノを弾くこと。15歳。

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