ホーム ひと

全国「親と子のよい歯のコンクール」で優秀者に選ばれた 林田裕誉(はやしだ・ひろたか)さん

2022年11月29日
 2020、21年度の全国「親と子のよい歯のコンクール」で、各都道府県の代表から選ばれる「優秀者」に長女の花奈ちゃん(5)とともに決まった。全国で若干名だけが受ける表彰に、「子どもと一緒の表彰でうれしい」と素直に喜びを語る。

 看護師の母親から「歯が悪くなったら体も悪くなる」と繰り返し言われ、幼い頃から歯磨きの習慣は付いていた。虫歯もなかったため、歯科医院に行ったのは「親知らずが痛かった時くらい」。しかし、歯科衛生士の美恵さん(39)と結婚し、メンテナンスの重要性を説かれ、結婚後は半年に1回、歯科医院に通うようになった。

 もともと意識の高かった歯の健康について、より考えさせられた出来事がある。高齢になった祖母が作ってくれた団子汁を食べていると、祖母は見ているだけで食べようとしない。理由を聞くと「入れ歯でおいしくないとよ」と答えが返ってきた。「ばあちゃんはあんなに食べるのが大好きだったのに。年を取って食べる楽しみがなくなったら何が残るだろう」。自分の歯で最後までおいしく食べたいとの思いを強くした。

 子どもは花奈ちゃんの他に、長男凌空(りく)君(8)と次男純空(とあ)ちゃん(2)。3人とも、夜は自分で歯磨きした後、親に磨いてもらい、再び自分で磨くという徹底ぶり。1週間に1度は磨き残しもチェックする。

 民間の建設会社に勤務後、34歳で延岡市役所に入庁。現在は下水道課で主任技師として働く。「子どもの結婚式で、きれいな歯で写真に写りたい」と目標を掲げる。同市稲葉崎町。40歳。

このほかの記事

過去の記事(月別)