県内九つの青年会議所(JC)で最多となる会員約120人の旗振り役に、1日付で就任した。新型コロナ禍を背景にコミュニケーションの形が変化し、デジタル化も加速する中、掲げたスローガンは「Update」。「多様化する新時代の価値観を受け入れながら、宮崎により良い変化をもたらしたい」と抱負を口にする。
宮崎市出身。宮崎大宮高、中央大卒業後、大手事務機器メーカーの営業職として首都圏を中心に駆け回った。2013年にUターンし、実家が営む会社に就職。翌年に宮崎JCに入り、「同世代の企業人と互いを高め合える」と年々活動に熱が入った。理事長として「一丁目一番地」と位置付け取り組むのは、青少年育成・子育て連携事業。相対的貧困状態にある子どもに向けた教育支援などを計画予定で、「地域に存在する見えづらい課題を拾い上げたい」と力を込める。
副理事長を務めた昨年は、宮崎JCが主体で企画・運営する「まつりえれこっちゃみやざき」を3年ぶりに開催。コロナ禍で期間短縮や開催場所の変更を余儀なくされたが、「新しいフェーズに向かう大きな変革だった」と前を向く。
県庁近くに店を構え、今年創業116年を迎える川越紙店専務。前職時代に経営者と関わる中で築いた「『なぜ』と追究する姿勢」がモットー。趣味はコロナ禍を機に始めた筋トレ。多い時は週4回ジムに通い、「基礎代謝を高めるため広背筋を重点的に鍛え上げている」。同市に妻と双子の娘(2)と暮らす。38歳。