ホーム ひと

第28回宮日シニアゴルフ選手権シニアの部で優勝した 福留洋一(ふくどめ・よういち)さん

2023年10月11日
 決勝ラウンド前の1週間も、別のゴルフ大会への準備などに追われ「緊張する間もなかった」と笑う。3年ぶり2度目となるシニアの部優勝を果たし「並み居る先輩方を押しのけて、やっとまた優勝できました」と冗談めかしてスピーチした。

 予選ラウンドは2位以下に7打差で独走。激しい風雨の中で行われた最終日も、年間100ラウンド以上の豊富な経験が生きた。狙うポイントなど臨機応変に対応し、差を「9」に広げ圧勝した。

 都城市出身。同級生から宮崎日日新聞社主催の大会に誘われ、44歳でクラブを握った。3年間は練習場にほぼ毎日通い、その後、いろんな人とラウンドして技術を身に付けてきた。今年9月、国内最高峰・日本シニアオープン選手権に初出場。同選手権を含め4大会はしごして22日連続でプレーするなど、ゴルフ漬けの毎日を送る。

 キャディースタッフの少なさに危機感を覚え、ゴルフ場への人材派遣会社を7年前に設立。厨房やコース管理の人材など幅を広げ、現在は25人ほどのスタッフを抱える。

 プレーで学んだことは自分の生き方を考える上でも役立った。物おじせず、地元の先輩に加え他県の実力者ともラウンドし、成長できたと感じる。「先輩たちのように下の世代や初心者を輪の中に入れて、みんなで楽しみたい」と力を込める。

 「もともとは野球小僧」で地元ソフトボールチームで汗を流したことも。都城市宮丸町で妻と暮らす。58歳。

このほかの記事

過去の記事(月別)