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「新聞」感想文コンクール中学生の部最優秀賞に輝いた 木許恭佑(きもと・きょうすけ)さん

2023年11月26日
 県内の中学校20校から寄せられた作品386点から、最優秀賞に輝いた。「受賞を目指していたので、すごくうれしい。アドバイスをくれた両親に感謝したい」と笑顔で喜びを口にする。

 「新聞の存在意義」と題した作品の題材は、8月1日付の本紙社会面に掲載された「五ケ瀬スキー場今冬も休業/季節雇用農家に打撃」の記事。小学生の時に訪れ、一面に広がる銀世界に感動したスキー場だけに「ショックを受けた」と振り返る。

 受賞作では記事の内容を簡潔にまとめ、休業の影響を受ける農家らに向けて職に関する情報を一元的に管理し発信することや、就業が難しい高齢者へ給付金を支給することを提案。「この新聞記事を通して、初めて知ることやもっと調べてみたいと思うことに出会った。僕は、これからも新聞を読み続けたい」と締めくくった。

 昨年応募した別の新聞感想文コンクールでテーマ選びに苦戦した経験から、昨年秋ごろから新聞を読むことを習慣化している。本紙の「くろしお」から読み進め、文中に出てきた話題や気になった記事をチェックすることが日課。以前は国語が苦手だったが「新聞を読み始めて、文章をまとめることや速読が得意になった」と変化を実感している。

 宮崎西高付属中の2年生。将来の夢は「父のような患者の心に寄り添った医者になること」。幼稚園の頃からサッカーを続け、現在は部活動の練習のほか、自宅回りのランニングでも汗を流す。14歳。

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