「集え！変革者」をスローガンに青年経営者全国交流会（青全交（せいぜんこう））＝中小企業家同友会全国協議会主催＝は１９日、宮崎市で開幕する。本県開催は初。受け入れる地元・宮崎県中小企業家同友会の実行委員会トップとして全国の同友会を訪ねて参加を呼びかけ、２０の分科会、記念講演などの準備を進めてきた。

　奮闘のかいあり、参加者は約２千人（うちオンライン約３００人）となる見込み。「どんな時代も中小企業経営者は果敢に挑戦、変革を重ねてきた。本気本音で語り合い、学び合うことでさらなる変革の化学反応を起こし、地方から日本を良くしたい」

　都城市の永峰養豚場の２代目社長。都城農業高―鹿児島県立農業大学校卒。米国で２年間研修し、大規模養豚場などで技術やノウハウを吸収後、２００５年に家業に入った。

　同友会には１０年前に入会。向上心に満ち、信念を持って自社を導く先輩会員の背中に「自分もああなりたい」と大いに刺激を受けてきた。「労使見解」の勉強会で胸に刻んだ「社員はパートナーである」という考えは最も大切な指針。「社員さんのために何ができるかを常に考え、行動するようになった」

　本業ではこの２年で母豚を３００頭から倍以上の８００頭に増やし、常時１万頭を飼養するまでに。社員も８人から１８人になり、若手がやりがいを持てる環境づくりに日々心を砕く。「同友会での学びがあったから、今の自分、会社の成長がある」と確信する。

　趣味はゴルフと車。都城市安久町に妻、娘２人と暮らす。４２歳。