ポップなメロディー、さわやかな歌詞や歌声が観客を引き込む。宮崎市制90周年のイメージソング「太陽のまち」を作詞・作曲し、地元や関東でのライブやイベント会場で披露している。
「宮崎の空、海、太陽、人の良さを伝えたい。それぞれの光景を思い浮かべながら聞いてくれたらいいな。メロディーで意識したのは覚えやすさ」と柔らかな笑顔を見せる。
宮崎市生まれ。2歳からクラシックバレエを、5歳からピアノや歌を始めた。このうちバレエに打ち込むため、親元を離れて京都バレエ専門学校高等科(京都市)へ。池坊短大(同)へと進み、全国コンクールでの入選、講師などの実績を積んできた。
一方で、歌への思いも持ち続け、時間を見つけては詞や曲を作っていた。20歳のとき、「短い人生、ほかのこともやってみたい」と、シンガー・ソングライターの道も歩み始めた。
「梓~azusa~」のアーティスト名で2009年にデビュー。ファーストアルバムに収録されている「Day by Day」は県建築住宅センターのイメージソングに起用された。関西を拠点に4年間活動した後、上京。「太陽のまち」発表をきっかけに宮崎では慣れ親しんでもらっている本名を使う。
「いつも笑顔で」「反省しても後悔するな」。をモットーにしている。趣味はファッションを楽しむことや食べ歩き。華道もたしなむ。「どんな曲でも歌えるライブアーティストでいたい」と、前を見詰める。(東京支社・中山貴史)