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宮日シニアゴルフ選手権シニアの部で初優勝した 川越孝一(かわごえこういち)さん

2014年10月21日
 60歳の誕生日を迎えたばかりで初出場した宮日シニアゴルフ選手権シニアの部(60歳以上)で初優勝。表彰式では「思ってもみなかった優勝。チャンピオンの名に恥じないよう、他の大会でも頑張りたい」と決意を述べた。

 職場の先輩から誘われてゴルフを始めたのは約30年前。「それまで野球やソフトボールなど、ほかのスポーツもやっていたが、一発ではまった」と振り返る。「チームスポーツと違って、いいときも悪いときも自分の責任。それがすがすがしい」 さらに「青空と鮮やかな芝の中をボールが突き抜けていく、その爽快感が何よりたまらない」とゴルフの魅力を語り出すと、大きな目がきらきらと輝いた。ラウンド中は常に同伴競技者に気を配り、場を盛り上げる姿が印象的だった。「ライバルであると同時にみんな仲間。ゴルフは楽しくやらないと」がモットーだ。

 20年前からほぼ毎年、宮日旗ゴルフにも出場している。思い出深いのは個人戦で準優勝した1998年の第24回大会。前年に続いて2連覇した槇季三郎さん(小林)と最終ホールまで競り合った末、1打差で敗れた。「当時の槇さんは圧倒的な強さで、大きな力の差があった」というが、それだけに届かなかったあと一歩に悔いもある。表彰式終了後にはその槇さんが真っ先に駆け付け、固い握手を交わした。

 優勝の喜びは「応援してくれた職場やゴルフ仲間、練習場のスタッフらと分かち合いたい」。宮崎市糸原に妻と長男の3人暮らし。同市出身の公務員。(運動部・西脇寛)

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