本年度初めて本県で開催された「ミス・ユニバース・ジャパン」宮崎大会で県代表の栄冠を手にした。最終選考会のステージで祝福の拍手を受け「家族や職場の同僚など支えてくれた人への感謝の気持ちでいっぱい」と、喜びをかみしめた。
もともと引っ込み思案で「やりたいことに挑戦できないタイプ」。しかし、高校時代の先輩の「できる、できないではない。やるか、やらないかだ」という助言に奮起。1次選考通過後の2カ月間で約100時間の講義や体験を行う「ビューティーキャンプ」で、自己表現力や美しいウオーキングに磨きを掛けた。
転機は高校在学中の2011年に宮崎市で開かれたファッションイベント「東京ガールズコレクション」。一般応募のオーディションを勝ち抜き、第一線で活躍するファッションモデルと一緒にランウェイを歩いた。「華やかな舞台で歓声を浴び、トップモデルとして再び同じ舞台に立ちたいと思った」 世界大会出場者を決める日本大会は来年3月12日に東京都で開催。各都道府県の代表47人が集うレベルの高い争いとなる。「宮崎代表として自信を持って臨む。日本大会は通過点で目指すは世界ナンバーワン。私自身が成長していくことで、勇気を持って挑戦することの大切さを伝えたい」と意欲を見せる。
宮崎市出身、在住で身長168センチ。中学、高校時代はバドミントンに打ち込んだ。憧れのモデルは長谷川潤さん。「明るくてオープンな性格が魅力的」と話す。同市内の企業に勤務する21歳。(報道部・小谷実)