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スポーツ祭東京の本県応援団長を務める 廣底政信(ひろそこまさのぶ)さん

2013年9月27日
 「オリンピック開催が決まった東京での大会を楽しんでほしい。自分の競技会場で7年後にメダリストが誕生するかもしれない夢がある」 28日開会する「スポーツ祭東京2013」で各都道府県から選ばれた「ふるさと47応援団」の本県団長として、明るい笑顔でエールを送る。第68回国民体育大会と第13回全国障害者スポーツ大会の各会場に足しげく通い、盛り上げるつもりだ。

 鵬翔が優勝した高校サッカー全国大会決勝の舞台の国立競技場、延岡学園が準優勝した夏の甲子園にも応援に駆け付けた。「青春を感じた。立ち会えたのは感動。国体でも思い切って天皇杯(男女総合成績)20位台以上を狙ってほしい」と力を込める。

 他県の応援団長は元オリンピック出場選手やタレントら有名人も多いが、ひるむことはない。8月に立川市内で行われた結団式では青空を指差し、「宮崎は勝利を目指す」と高らかに宣言した。

 都城工業高を卒業後上京し、新宿歌舞伎町で居酒屋「みやこんじょ」の経営を始めて33年目。首都圏で宮崎の味を求める客同士を大きなテーブルに同席させ、都城弁丸出しで気さくに語り掛けて打ち解けさせる。その人柄は本県出身者の心の支えとなってきた。

 体を動かすのが好きで、新宿の自宅近くのプールで週1回1キロ泳いでいる。長男が店長の銀座店を昨夏オープンさせたのに続き、5年後には米国・ハワイにも出店し、次男に店長を任せる目標を掲げる。妻、次男と3人暮らし。54歳。

 
(東京支社・中山貴史)

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