◎…都城市中心部の上町に約120年前に建てられた「金澤金物店」が解体されることになり、商品の在庫整理が行われている=写真。歴史ある店舗を目に焼き付けようと、見学者の姿もちらほら。
◎…老朽化を受け、金澤紳一社長(55)らが移転と解体を決断した。跡地にはマンションが建つという。整理作業は進み店内に残る商品は残りわずかだが、8日まで無料あるいは格安で販売している。
◎…「歴史があり思い出の詰まった建物なのでさみしいが、土地を有効利用して少しでも街中に人を呼び戻したい」と願う金澤社長。古里を思う心は、どんな金物よりきらきらと輝いている。