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約60年ぶり復活の鐘

2015年3月21日
 ◎…都城市山之口町の麓小(大森福一校長、47人)は20日、授業の始まりなどを知らせるために使われていた鐘を約60年ぶりに復活させた。「カンカン」という懐かしい音色が児童たちを包んだ。

 ◎…鐘は昭和30年代初めごろまで使われていたとみられ、昨年8月に校内の倉庫を清掃した際に見つかった。同校玄関に移された鐘は今後、参観日といった行事がある時などに鳴らす予定という。

 ◎…同日は、当時の校務員で鐘をたたく係だった同町の多田キクさん(92)が復活を祝って“初鳴らし”=写真。「あの頃と同じ音」と話し心に染みるような響きに昔を思い出してしみじみ。

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