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木彫りのめざし

2015年6月17日
 ◎…西都市妻町の市文化連盟会長、清野憲一さん(67)は、本物そっくりの魚の木彫りを作って販売しては、その売上金を義援金として、阪神大震災や東日本大震災の被災地に送ってきた=写真。

 ◎…県外の大学で彫刻を専攻していた清野さんは20年前の阪神大震災以前は、人物像を創作していた。大震災を機に、楽しい話題づくりになって被災地の役にも立てればと、対象を魚に絞るように。

 ◎…木彫りとは思えない見事な出来栄えに触ったり匂いをかいだりして確かめる人も多いという。東日本大震災を最後に制作をやめているが「悲惨な災害はもう起こらないように」との思いも本物。

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