◎…日向市の梶木漁港で3日、変わった風貌の魚オオモンカエルアンコウが水揚げされた=写真。体長約40センチ。ごつごつした岩のような肌にぱくぱくと動く口、脚のようなひれで今にも歩きだしそう。
◎…細島沖で伊勢エビ漁をしていた同市の江藤英吉さん(51)の網に掛かった。同港のベテラン漁師たちは「初めて見た」と興味津々だが、かごしま水族館によると南日本などに広く生息するという。
◎…同館展示課の佐々木章主幹は「泳ぎ回らずじっとして風景に溶け込み、餌が近づくと大きな口でぱくっと食べる魚です」。捕食力の高い珍魚のお目見えで、伊勢エビ漁の大漁も期待できそう。