◎…宮崎市田吉、日高千代さん(72)方で六つの白い塊がこつぜんと姿を現した=写真。直径20~30センチで高さは10センチほどの卵形の物体。触ると弾力があり、表面にはメロンのようなひび割れが。
◎…宮崎植物研究会の黒木秀一さんによると、正体は「オニフスベ」というホコリタケ科のキノコ。県内では夏から秋にかけてまれに生え、新しいうちは食べることもできるという。
◎…黒木さんは「同じ場所で一度に六つもみつかるのはあまり聞かない」と珍事に驚く。一方、当の日高さんは、「見た目が気持ち悪い。どうにか早く処分したい」と心を鬼にして対処する方針。