◎…宮崎市の宮崎大淀川学習館で飼育されている日本の国チョウ・オオムラサキが羽化の時季を迎えている=写真。14日までに雄4匹が羽化。約10センチの美しい青紫色の羽を広げ来場者を楽しませている。
◎…小林市が南限で、生息域は年々縮小。成虫までの生存率は2千分の1ともいわれ、同館では幼虫を採取し敷地内のエノキに放すことで、全国でも珍しい自然に近い形での繁殖を目指している。
◎…羽化は7月下旬まで。同館は来月、小林市で野外観察会も計画。飼育を手伝う宮崎自然愛好会会員は「高貴な姿に力強い羽ばたきが魅力」と、厳しい生存率の中で生き抜く姿にほれ込んでいる。