「噴火いつものこと」 山体膨張の桜島で防災訓練
2015年1月11日
今年に入って山体膨張が見られ、噴火によって多量の噴煙を噴出する可能性が指摘されている鹿児島市の桜島。9日には大規模な噴火に備えた総合防災訓練があり、住民ら約4500人が参加した。多数の犠牲者が出た昨年9月の御嶽山(長野、岐阜県)噴火を受け火山活動への関心が高まる中、現地を訪ねた。島民は「いつものこと」と冷静に受け止めている一方、観光客の減少を心配する声が聞かれた。(報道部・矢野太輝)
「誰かいますかー」。桜島溶岩グラウンドで同日、開かれた総合防災訓練。消防隊員や自衛隊員らが大声を張り上げ、倒壊家屋に閉じ込められた島民の救助訓練に当たっていた。訓練は、計58人の死者と行方不明者を出した1914(大正3)年の「大正大噴火」級の大規模な噴火に備え、毎年実施されている。
(全文は11日付朝刊または携帯サイトで)
【写真】「大正大噴火」級の大噴火を想定して実施された総合防災訓練=9日午前、鹿児島市・桜島
「誰かいますかー」。桜島溶岩グラウンドで同日、開かれた総合防災訓練。消防隊員や自衛隊員らが大声を張り上げ、倒壊家屋に閉じ込められた島民の救助訓練に当たっていた。訓練は、計58人の死者と行方不明者を出した1914(大正3)年の「大正大噴火」級の大規模な噴火に備え、毎年実施されている。
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【写真】「大正大噴火」級の大噴火を想定して実施された総合防災訓練=9日午前、鹿児島市・桜島