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諸塚で1時間雨量47ミリ 10月観測史上最大 台風27号影響

2013年10月24日
 強い台風27号は24日、沖縄県の南の海上を北上している。県内は未明に激しい雨が降り、諸塚村では1時間雨量としては10月観測史上最大となる47・0ミリを観測した。本日中は雨が続き、1時間で最大50ミリの非常に激しい雨が降る場所もある。交通にも海の便で乱れが出ている。

 宮崎地方気象台によると、台風は同日午前8時現在、沖縄県の南大東島の西南西約170キロの海上を、ゆっくりと北に進んでいる。中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル。本県は25日未明に風速15メートル以上の強風域に入る可能性がある。雨のピークは24日で、25日は風が強くなる恐れがある。

 24日の1時間雨量をみると、諸塚村では午前2時46分までの1時間で47・0ミリを観測。高千穂町40・0ミリ、都城市38・0ミリを観測した。

 交通各社によると、宮崎カーフェリーは宮崎-大阪南の1便を欠航。日豊汽船(延岡市浦城-島浦)はフェリーを全便欠航、高速艇は浦城を阿蘇に変えて運航している。航空と鉄道、高速バスは通常通り運航している。

 23日午後からの国道220号の一部規制は解除され、全線で通行可能となっている。

 県危機管理課によると、被害情報は寄せられていない。
 

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