第19回宮日音楽コンクール（宮崎日日新聞社主催、同コンクール運営委主管、宮崎銀行・UMKテレビ宮崎特別協賛、全日空協賛）の本選が9日、宮崎市のメディキット県民文化センターで始まった。10日まで。この日はピアノ部門で、8月の予選を通過した小学生から一般までの52人が出場し、最優秀賞7人が決定。その中からグランプリに東京芸術大付属音楽高2年白瀬元君（17）＝東京都、中学生以下が対象の「みやぎんジュニア特別賞」には、岡富中2年新名理子さん（13）＝延岡市＝が選ばれた。

　審査は阿部裕之（京都市立芸術大教授）、北川曉子（東京芸術大名誉教授）、迫昭嘉（同大教授）の3氏が担当。出場者は張り詰めた空気の中で、それぞれに熱のこもった演奏を披露していた。

　初挑戦だった白瀬君は「大きい賞は初めて。演奏家を目指しているので自信につながる」。2回目の出場で特別賞を獲得した新名さんは「リラックスして演奏できたのが良かった」と喜んでいた。

　10日は管楽器、打楽器、弦楽器、声楽部門がある。白瀬君、新名さんを除く入賞、入選者は次の通り。（敬称略）

【ピアノ部門】
【最優秀賞】　山下紗季（鹿児島・桜山小2年）木本こころ（宮崎大付属小4年）鉄村杏樹（同大付属中2年）辻真理恵（東京・上野学園大2年）河内朋子（宮崎市）

【優秀賞】　黒木ひより（日知屋東小2年）松尾結依（祝吉小4年）田頭幸音（鹿児島・加世田小4年）赤瀨安寿美（鹿児島大付属小5年）手束舞衣（宮崎西高付属中2年）野中梨香子（都城西高3年）高木ひかり（福岡教育大1年）溝口愛実（大分県）

【優良賞】　孝子友萌（小林小2年）福原リヒト（鹿児島・中洲小2年）沖田斐菜（宮崎市・江平小2年）脇憲人（同4年）白瀧芽生（生目台西小3年）滝口俊人（三松小3年）草野菜花（鹿児島・西紫原小6年）岩尾匠眞（生目小5年）宮本優（本郷小5年）入佐佳小里（高原中3年）白坂梨里子（鹿児島・大口明光学園中2年）西田詩音（鹿児島・開陽高2年）柚木崎葵（都城西高1年）庄村栞莉（鹿児島大3年）

【入選】　小学A＝荒谷穂香、土山敬博▽小学B＝福原モネ、植村来未▽小学C＝後藤まゆ子、大崎惇史、前田日佳里、高塚春那、中尾梨子▽中学＝草野ひまわり、梶原美依、宅間小遥、野中一成、坂元優月▽高校＝勝目真紀子▽大学＝垂水裕紀子、上京由奈、長友真由、堀ノ内菜摘、洪川明世▽一般＝竹内香穂、下峰優依、吉永裕美

(詳細は10日付朝刊または携帯サイトで)