高千穂町岩戸の土呂久ヒ素鉱害について、宮崎大は教訓を未来へ引き継ぐ取り組みに力を入れている。環境や医学、工学分野の研究成果をヒ素汚染に苦しむアジアの支援に生かしているほか、宮崎市・木花キャンパスの付属図書館では現在、初めてのパネル展を開催している。13日には講演会も開くことになっており、土呂久の歴史や被害者の苦悩を伝えることで、若者への周知や情報発信による風化防止に努めている。
(全文は8日付朝刊または携帯サイトで)【写真】土呂久ヒ素鉱害の歴史や宮崎大の取り組みなどを紹介したパネルが並ぶ会場。手前は焼きがら=宮崎市・同大学木花キャンパス