稲作再開へ水路整備 県、川内川取水再開を想定
2018年11月9日
霧島連山・硫黄山周辺から噴出する泥水などの流入によってえびの市・長江川が白濁し、多くの農家が今季の稲作を断念した問題で、県は8日、来季の稲作再開に向けて下流の川内川にある堂本水路からの取水を再開できるよう取水設備の整備を進める計画を明らかにした。同水路の取水口と両河川の3カ所の水質をセンサーで監視し、悪化した場合は自動で取水口を閉鎖する装置を本年度中に新設する方針。取水が再開されれば、今季稲作を断念した農地269ヘクタールの38・7%に当たる104ヘクタールで稲作が可能となる。
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【写真】川内川(右)と長江川(左)の合流地点にあり、県が自動開閉装置を設置する堂本水路の取水口(丸囲み部分)=5月、えびの市