高千穂町押方・山附（やまつき）集落で昨年１１月、農業飯干保生（いいほし・やすお）さん（７２）＝年齢はいずれも当時＝と家族ら６人が殺害された事件で、県警捜査１課と高千穂署は２４日、自殺した次男昌大（まさひろ）容疑者（４２）を、殺人容疑で被疑者死亡のまま書類送検したと発表した。第三者が関与した形跡がないことや犯行前後の状況から昌大容疑者による犯行と断定。全国を震撼（しんかん）させた凶悪事件は発生から８カ月が過ぎ、動機や人間関係など謎が明らかにされないままの終結宣言となった。

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【写真】事件から８カ月が経過した事件現場の飯干保生さん方。今もブルーシートや規制線が張られ時間が止まっている＝２４日午後、高千穂町押方・山附集落